こんにちは!浜松東区にあります振袖専門店『和福屋』です
今回は小物の中でも質問トップ3の「前板・後ろ板・三重仮紐」についてご説明いたします!
特に振袖を着る方は必見です✨
前板と後ろ板って何が違うの? どう使うの? 絶対に必要?
そんな声にお応えすべくまとめてみましたので、ぜひご参考にしてください♪
1.前板
前板は、帯締めをした際に皺になるのを防ぎ、綺麗な帯を見せるために使います。
名前の通り正面側の帯に入れて使います。こちらはゴムバンドがついているタイプです。
一周して後ろまたは横にあるフックにかけるだけなので、楽につけることが出来ます。
こちらはゴムバンドがなく、帯を巻いている途中に入れるタイプです。
写真のように一番外側に入れるので、よりピンと張った綺麗な帯になります。
どちらのタイプの前板を使っても大丈夫です!
和福屋の着付けサークルに通う方の経験談やスタッフからは、
◎着付けが楽なのは、ゴムバンド付き。
◎より綺麗に着たいのなら、ゴムバンド無し。
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という意見・感想がほとんどでした!
一方で、
・昔の硬くて重い帯や分厚い帯は、ゴムバンド無しの板を途中で入れにくい・入らない。
・夏用の帯や軽い帯は柔らかすぎるので、ゴムバンド無しを一番外側に入れないと効果が薄い。
・透け感のある帯は、色を考えて選ばないと透けてしまう。(ゴムバンド無しの場合)
・汗をかいて蒸れるので、へちまやメッシュ素材が一番!
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との意見もありましたので、どれにするか悩んだ時には、
『自分で着るのかそれとも誰かに頼むのか』
『帯はどんな種類の帯なのか』
といったことを考えて選ぶといいですね。
2.後ろ板
写真のように、帯の背中側に入れて使います。主に振袖や、訪問着で【変わり結び】をする時に使用します。
普段の着物を着る時は【お太鼓結び】をするので、帯の後ろ部分はお太鼓で隠れますが、お振袖の場合は帯を華やかに高い位置で結ぶため、普段は見えないこの部分にシワが寄らないようピンと張らせて綺麗に見せる必要があります。
後ろ板を入れるとこれだけ綺麗になります。
結んだ帯の綺麗な部分を見せ固定するためには必需品です。
ただし、一般のお太鼓や角出しの際には必要ありません。
以前ご質問いただいたのが「前板が2枚あるので、片方を後ろ板として使ってもいいですか?」というもの。
後ろ板と前板は長さが違うだけなので一見すると使ってもよさそう、と思えますね。
ですが、自身の胴にその2枚を当ててみた時に、少しでも重なってしまう場合は長すぎるので使えません。
手持ちの物が前なのか後ろなのか分からなくなってしまったら、実際に合わせてみましょう。
3. 三重仮紐
三重仮紐は呼び方が複数あり、他にも「三重紐」「トリプル仮紐」「トリプル紐」など呼ばれます。
袋帯や半幅帯などを華やかに【飾り結び】する時に使うもので、真ん中が重なった3本のゴムになっています。
振袖用は主に白やピンクが多く、外からは見えないように隠して使うものになります。
半幅帯用は、あえて見せるために紐部分がレースになっていたり、そのまま帯揚げ代わりとして使えるようになっている物もあります。
写真のようにゴムの部分が伸びるので、これを使って華やかな帯結びを作ります。
中には四重になっている物もありますが、三重であれば十分に振袖の帯結びが出来ます。
帯結びの華であるたくさんの羽はこれがなくてはできません!
三重仮紐を使った帯結びは、数えきれないほどたくさんあり、まだまだ増え続けています。
ちなみに、羽の下のほうに映っている白色の物は帯枕です。
こちらで帯を高い位置に持ち上げ固定します。
完成!!
後姿の華である帯結びは、これらの小物があってこそ綺麗に出来上がります❤
帯の位置は高ければ高いほど、羽が多ければ多いほど豪華で華やかです。
しっかりと準備をして可愛い、おしゃれな、豪華な帯結びで成人式を満喫してくださいね!!
以上、よく聞かれる振袖小物トップ3についてでした!
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