一度しか着られていないお着物やしばらく着られていなかったお着物のクリーニングでお悩みの方、ご質問にお答えします。
質問:
七五三や入学式で一度しか着ていないお着物。
クリーニングはした方がいいですか。 |
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答え:
一度しか着ていないお着物も、衿元や袖口は汚れがついている場合がほとんどです。
すぐに着られる場合は部分的な「しみ抜き」をして、次回まで着る間があく場合は丸洗いと汗抜きをセットでしておいた方がいいです。 |
次回着られるまで時間があるときは、一度お手入れしておくことをお勧めします。
お手入れの方法はいくつかあります。
今回は 全体の汚れを落とす「丸洗い」と着物についてしまったしみ・汚れを落とす「しみ抜き」について詳しくご紹介します(^O^)/
1 丸洗い
「きものの丸洗い」とはきものの状態のまま
水を使わず有機溶剤を用いて洗浄する完全なドライクリーニングです。
絹は水で洗うと繊維が収縮してしまうため、着物を仕立てたまま水洗いはしません。
丸洗いではファンデーションの汚れ、口紅、皮脂汚れなどの油性の汚れを落とすことができます。
3~5回程度着用したら、丸洗いをして全体をさっぱりきれいにしておくとよいでしょう。
着物の丸洗いでは、全体のうっすらした汚れが落とせます。
袖口、衿などの汚れやすいところをブラシで部分的に予洗いをしてから、機械に入れて本洗いをします。
ガード加工(10年間無料アフターケア)がしてあるお着物も3年に1度くらいは丸洗いをすると全体がさっぱりします。
お母様のお振袖を着られる場合、お母様が着られてから一度も洗っていないという方も少なくありません。
その場合、全体的に色がくもり、うっすら汚れていることがあります。
丸洗いをすれば、全体がさっぱりして鮮やかさも甦るので、前撮りの前に丸洗いをしておくことをお勧めします。
ただ、
ひどいしみ汚れや汗などは丸洗いでは落ちません。着物を着用すると、寒い季節でも汗をかきます。
丸洗いと一緒に汗抜きもやると良いでしょう。
2 ついて間もないしみ・汚れ
汚れがついておおよそ半年くらいまでであれば、「しみ抜き」で汚れを落とすことができます。
主に衿元のファンデーションの汚れや飲食物のしみ、皮脂汚れ、床のほこり、汗じみなど、1度着用して汚れてしまった場合にしみ抜きをします。
1度しか着ていなくても、しみがある場合はしみ抜きだけ施しておくと安心です。
なぜなら、しみをそのままにしておくと「黄変」という頑固なしみになってしまうからです。
3 時間がたったしみ・汚れ
しみや汚れは放置しておくと酸化して、「黄変」します。
ついたばかりのしみ・汚れは洗剤や薬品で落としますが、黄変は繊維の変色のため落とすのではなく、地色と黄変部分を一緒に漂白脱色(黄変抜き)し、色掛けをして補正します。
そのため、黄変直しは生地が傷むので無理ができず、完全には元の状態には戻りません。
詳しくは和福屋・和ろうどホームページにてご案内しております。
合わせてご覧ください(≧▽≦)
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きものお手入れ・クリーニング
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