七五三のお祝い着のクリーニング

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七五三のお祝い着のクリーニング

2017.11.26

[お手入れ]

こんにちは(*^_^*)
日に日に寒さが増しますね。

11月は七五三シーズンだったこともあり、お子様の祝着をクリーニングに出される方がたくさんいらっしゃいます。
今回のきもの豆知識では、祝着のクリーニングについてご紹介いたします。
着用後にまだお手入れされてない方、必見です…!!!

①『祝着のクリーニング、するべき・・・？』
まずは、祝着のお手入れの必要性ですが、お子様は大人よりもよく汗をかきますね。
着物によく使われる「絹」は吸水性に優れ、汗をたくさん吸い「汗シミ」ができます。
この「汗シミ」、なんと着用後すぐには目に見えないんです。
ご自宅でずいぶん長くしまってあった着物を出した時、腰や脇、胸、背中などに茶褐色の汚れがたくさんあって驚いたことはないでしょうか？
これは黄変という繊維の変色です。

原因はさまざまですが、「汗シミ」も放っておくと数年後こうした頑固な汚れに変わり姿を現すのです。
そのため、祝着のようにしばらく着用する予定のない着物は、着用後すぐにクリーニングに出されることをおすすめします。

②『祝着のクリーニング方法』
祝着のクリーニングは、正絹であればドライクリーニングになります。
正絹の着物は縮みやすく、お手入れには専門の知識が必要となりますので、必ず着物専門店に出しましょう。

和福屋・和ろうどでのクリーニング代は以下の通りです。

＜正絹＞
3歳祝着	￥5,500
5歳祝着
7歳祝着	￥8,000
3歳長襦袢
5歳長襦袢	￥5,500
7歳長襦袢	￥5,500
＜化繊＞
3歳祝着	￥2,800
5歳祝着	￥2,800
7歳祝着	￥3,400
3歳長襦袢	￥1,850
5歳長襦袢	￥1,850
7歳長襦袢

③黄変（茶褐色の汚れ）はきれいにできる？
祝着をお子様用に新しくお誂えされた方もいれば、お母様が着られたものをお子様に譲られた方もいらっしゃると思います。
年代を重ねるほどに現れてくる黄変。
「汚れが気になるんですが、丸洗いで落ちますか？」と相談を受けることがよくあります。
黄変は繊維が変色している状態ですので丸洗いでは落ちませんが、職人さんによる特殊なお手入れで落とすこともできます。
しかし、中には汚れが頑固で落ちなかったり、お手入れにより生地が傷んでしまうこともあります。
その場合は職人さんに新しく柄を足してもらい、汚れを目立たなくすることも可能です。

こちらの写真は、祝着を工芸修正されたときの様子です。

右の袖に2か所の汚れがあるのがお分かりでしょうか。
菊の花の部分はヤケが生じています。
また、赤い雲取りの中には黒くシミが見えますね。
どちらも黄変取りでは修正が困難な為、工芸修正をしていただきました。

こちらが工芸修正後の写真です。
菊が真白く生まれ変わりました！

さらに、お気づきでしょうか。
赤い雲取りの中に、白い松が足されているんです。
あまりに自然で変化に気づかないですね。
このように、着物に入っている柄を用いて新しく柄を足すことにより汚れを消すことができます。

こちらのおくみの黄変も同様です。

松の細かい線も再現され、きれいになっていますね！

着物はお手入れ一つで長く綺麗に着用・保管していただけます。
祝着のようにおめでたい着物を、親子代々受け継ぐことができたら素敵ですよね。

和福屋・和ろうどには『アフターケア診断士』という着物のお手入れの知識を持つスタッフが常時いますので、いつでもお気軽にご相談ください！！

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浜松・磐田近郊にお住まいの方は…

浜松店　和福屋

053-411-6954

URL：http://www.0298.jp/shop/index_h.php　

営業時間　10:00～19:00

静岡市近郊にお住まいの方は…

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054-251-7111
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（営業時間 10:30〜19:00）