秋の着物に合う羽織の選び方

世間はすっかり秋の色に染め替えられましたね。
洋服はもちろん、メイクや髪色、ネイルに小物までありとあらゆるものが夏色から一変します。

紅葉や秋の味覚などからイメージする茶色系の配色や最近ではハロウィンのイメージなども秋色を連想させ秋は春と夏の配色と違って落ち着いた色合が主役になります。

夏場は省略しがちな羽織物ですが9月を迎えたとたんになくてはならない大切なアイテムの羽織！
今日は秋の着物に似合う羽織の選び方をご紹介致します！



羽織の用途

コートは雨や雪を除け防寒として着物を美しく保つために着るもので、室内では必ず脱がなくてはならないですが、羽織は脱ぐ必要はありません。洋服でいうカーディガンのようなものなのです。

セミフォーマルやカジュアル用として用いられますがフォーマルには用いられません！
まさに小紋や紬には相性抜群です。

 

まず選ぶコツとしましては落ち着きのあるシックな色目がおすすめです。
まだ暑さの残る季節は淡い色の着物に透け感のある濃色の上物の羽織ると涼しさも表現できます。



そして羽織にも着物と同じように袷と単衣と薄物があります。

袷の羽織は紅葉から桜までと言われています。

10月頃から4月頃までをさしますが、最近は建物も電車なども空調のおかげで真冬（1月、2月）のお出掛け以外は単衣で充分に暖かく、汗ばむこともあるので両方準備しておくと戸惑うことはないですね。

 
9月などはまだ気温が高い日もあります。
そんな日の羽織の素材は透け感のある軽やかなものを選びましょう。


では次に時期別に　秋の着物に合う羽織の選び方をご紹介します(^O^)／



9月初旬　初秋におススメの羽織

9月に入ったばかりの初秋には軽やかで、透け感のある素材がおススメです。
単色の羽織は柄に柄を重ねてない分コーディネートもしやすく一枚あると、とても重宝します。

 

レース感になっていて、裏地がなく透ける感じの羽織生地。
着物が透けて見えるので、少し軽やかな印象になります。


長羽織の丈は時代によって短かかったり長かったりしてますが今のおすすめは膝下がエレガントでおすすめです。

 
 

9月下旬～10月　暮れの秋におススメの羽織

次のおすすめは深まった秋に相応しい袷の長羽織です。

地色は黒地にグレーのグラデーションが綺麗な羽織専用の反物です。


 

上物専用に作られているため計算された美しさがありますが、尺（反物の長さ）に限りがあるため　背の高い方や腕の長い方は柄行が豊富で長さも調整がきく小紋の着尺などで選ばれるのがおすすめです。

袷の長羽織には羽裏という滑りの良い裏地を付けます。

人に見られない部分になりますが羽裏にこだわること自体オシャレ上級者の仲間入り！
最近は派手な色や大きなデザインも人気のようですのでチャレンジしてみるのも楽しいですね！

この秋ぜひ羽織を着てお出掛けしてみて下さい(*^▽^*)。




着物コートや羽織についてはこちらの記事でもご紹介しております(^O^)／
合わせてご覧ください(≧▽≦)!!
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着物に合わせるコート・羽織



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