夏着物と単衣着物

夏も終わりに近づき、夏着物から秋の着物へと衣替えの季節となりました。

「夏や秋はどんな着物を着ればいいの？」
「単衣と夏の着物とどう違うの？」と疑問のお声、本当に多いんです！
 今回はそんな着物の季節の疑問にお答えします(*^_^*)

着物の季節は大きく分けて袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、夏着物の3つです。

・袷(あわせ)　…裏地のある着物。主に10月～5月に着用。
・単衣(ひとえ)…裏地のない着物。主に6月と9月に着用。
・夏着物　　  …夏の時期着る薄い地の着物。主に7月～8月に着用。　
ただ、これはあくまでも「着物を着るときの約束事」です。
最近は残暑も厳しく10月でも暑い日もあるので、カジュアルなお着物に関しては、
5月や10月でも単衣の着物を着たりと、体感気温を重視して着られても大丈夫です。

夏着物 夏着物は絽や紗といった透ける素材で仕立てられたお着物です。 カジュアルでは木綿や麻のものもあります。 裏地を付けずに仕立て、透け感を大切にし、「清涼感」を感じさせる着物です。

単衣着物 透けない素材で裏地を付けずに仕立てられたお着物です。 春～夏に着る単衣なら藍色や白など涼しげな色のお着物がおススメ。菖蒲や紫陽花、とんぼといった夏の文様が入った着物がいいでしょう。 夏～秋にかけて着る単衣なら桔梗や萩、なでしこといった秋の草花が描かれたお着物がおすすめです。

夏着物を着る場合は、襦袢や半襟、帯締め、帯揚げも夏用の小物をあわせましょう。 絽目の入ったものや透け感のある小物がおすすめです。 単衣の場合でも半襟を絽にした場合は、帯揚げ・帯締めも夏物で揃えて全体のバランスを整えましょう。

いかがでしたか？
これから秋にかけて、お着物でのお出かけが楽しい季節です(*^▽^*)
貴女もこれを機に着物ライフ始めてみませんか？


和福屋・和ろうど