七五三やお宮参りなど秋は着物を着る機会が増えてくる季節です。
母親や祖母の立場で着物を着る時におすすめなのが「附下(つけさげ)」です。
附下は訪問着ほど柄も多くないので、洋装の方と並んでも浮きすぎず、さりげなく礼装感を出せるのが特徴です。
今回は附下の特徴とコーディネートをご紹介します。
松皮菱紋の格式ある附下コーディネート
淡青に松皮菱柄で正統派の着こなし。
淡青の地色は落ち着きもあり訪問着でも人気のある色目です。
三つの菱紋が織り重なった松皮菱紋。
古典の格式のある柄付けです。
さりげなく描かれた菱紋様の中には疋田と季節の花が描かれ、どの季節でも優美に着こなすことが出来る一枚です。
帯は金糸の帯で華やかさを出し、帯揚げ・帯締めにピンクを入れました。
淡い色目の着物はお子さんが主役の場面でもお勧めです。
源氏香文様で文学の香り漂うコーディネート
横段のぼかしにしっとりと描かれた源氏香。
気品あふれる附下です。
「源氏香」とは数種類の香りを組み合わせて香りを聞き分けるという風雅な遊びです。
組香では和歌や古典文学を主題にして、香りを組みます。
白地に金糸で菱紋様が織り込まれた帯を合わせると、一段と格が上がったたたずまいになります。
着物と帯が淡×淡のコーディネートなので、帯締め&帯揚げには差し色をプラス。
季節によって色目を変えてもいいですね。
帯締めと帯揚げが同色だとよりフォーマル感が増します。
淡い紫の地色に大胆に描かれた更紗紋様
柄に濃い色が入ることによりドレッシーな装いになりました。
帯も黒地に銀糸で柄を入れて洋装の雰囲気に。
帯締めは帯の柄と同系色でまとめ全体をすっきりさせました。
爽やかなブルーの帯揚げが映えるコーディネートです。
パーティーや歓送迎会、ホテルでの食事会におすすめの一枚です。
いかがでしたか。
和福屋ではお手持ちのお着物のコーディネートのご相談・お手入・お着付けも承っております。
お着物でお困りのことがあれば、お気軽にお声がけください。
【お問い合わせ】
ご来店予約やお問い合わせは、下記にお電話ください。
和福屋
053-411-6954
URL:http://www.0298.jp/shop/index_h.php
(営業時間 10:00~18:30)