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2021.10.07
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吉澤織物さんの工房へお邪魔して、実際にたくさんの「本物」を見させていただきました。
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織機(しょっき) |
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こちらの写真は十日町の絣(かすり)の着物を筆頭に、様々な着物から帯までを約60年という長い間ずっと織り続けてきた織機です。 |
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織り手さんが自身で設計図を基に織機を組むので、こちらの織機であれば日本全国どの地域の織物でも同じように折ることが出来るという優れものだそうです。
アナログとデータをうまく組み合わせて作り上げるシステムが組まれており、簡単に織物が完成するかのように思えますが、それでも「着物を織る」ということはそう簡単にはいかないようです。
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設計図の確認 |
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どのような順番でどの色をどこで使うか、といった細かな構造をドット絵のように設計図に起こします。
例えば帯の場合は、織機に帯の地色となる色の糸を張り、横から通す「杼(ひ)」という道具に柄(絵)となる色の糸を巻いて織っていきます。 (仕組みとしては、刺繍糸で絵を描く時を想像するのがわかり易いと思いますが、それを生地と合わせて同時進行していくのが機織りです。) 緯糸が縦糸の上を通った部分は柄の色が出て、下を通った部分は地色が出ます。 これを繰り返し織り進めると、柄が浮かび上がってきます。
それらを理解したうえで、糸を準備していきます。 |
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経糸(たていと)の準備 |
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写真は明石縮を織っている織機の経糸の様子です。 全体を張り終わった物は、うっすらと色の濃淡がわかりますが、これを細い糸一本だけで目視すると色の変化はごくわずか、かろうじてドットのような点がついているのが分かる程度です。 何千本という糸を、人の手で一本ずつ絡まらないように、そしてずれないようにピンと張るという作業は、考えただけでも気が遠くなるような大変な仕事です。 |
| ↓こちらは別の織機ですが、正面から見ると糸の細さと密の状態が分かりやすいかと思います。 |
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緯糸(よこいと)の準備 |
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前述したように、帯を織りあげる場合は緯糸に色のついた糸を使って柄を作り上げていきます。 緯糸は右端から左端までを行ったり来たりするのですが、この順番や色を変えるといった管理をするのは人の手で行う必要があります。 また、糸がほつれたり柄がずれたりといった細かい部分は、傍できちんと細かくチェックをしながら進めていく必要があります。 |
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私たちの手元に来るまでにたくさんの職人さんの手に渡り、それぞれの持つ知識や時間・受け継がれた技術を駆使して一つの作品が出来上がります。 日本の伝統文化であり、民族衣装でもある着物ですが、詳しく知らなかったり大変なイメージがあったりと、どうしても着物意識が遠のいてしまっているという事実があります。 それでも、今も昔も変わらずにその伝統を受け継いでくれている職人さんや道具たちは、本当に素晴らしいと改めて感じました。 この記事を読んで1人でも、ほんの少しでも着物に興味を持って「着て出かけたいな」「調べてみようかな」と思っていただけたのなら幸いです。 |
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