20年前の振袖を成人式で着せても大丈夫！？

こんにちは！

静岡県・浜松市東区上西町にあります、振袖専門店「和福屋」です！

最近振袖のプランで人気なのがお母様やおばさまの振袖を使用した「ママ振袖」です。

和福屋でも年々ご相談件数が増えております。

そこで今回の振袖豆知識は・・・

20年前の振袖を成人式で着せても大丈夫！？

実際にママ振りを申し込む際に注意すること、ポイントをご紹介します。
 

○振袖専門店「和福屋」とは
静岡県・浜松市で創業48年になる振袖専門店です。 

年間250組様以上お手伝いしている専門店だからこその知識と経験で、お客様の成人式のお手伝いをしております。
ママ振袖に関してはきもの屋ならではのきめ細やかな提案をしております。
 

まずはサイズが着られるかどうかチェックします。

意外ときもの（振袖）はサイズ関係ないと思う方もいらっしゃいますが、サイズ確認はとても大切です。

お母様の時代に比べてお嬢様も手足が長くなり、同じ身長でも生地が足りていないことが見受けられます。
平均身長も伸びているので、身長差がある場合は必ず確認しましょう。

特に裄と呼ばれる腕の長さが足りず、振袖が短い事があるので注意が必要です。

☝︎裄が足りていないと画像のような状態になります。

基本は手首のぐりぐりまで生地があるとバランス良く綺麗に見えます。

身丈と呼ばれる振袖の長さもちゃんとチェックしておきましょう。

いざ来てみたらおはしょりが出ないなんてことも・・・ 

おはしょりが足りず、画像では腰紐が見えてしまっています。

着崩れの原因にもなるので身丈はしっかりと確認しましょう！

振袖の状態確認も大切なポイントです。

ほとんどの方がママ振袖ですと20年ぶりに振袖を開けるという状態です。

どのような保管状態だったか、お手入れが必要なのか見定める必要があります。

特に汚れが付きやすい箇所としては・・・

☝︎袖口は皮脂汚れが付きます。
 

・袖口

ハンドクリームなどの成分が振袖に付いてしまい、時間がたつと黒ずんでしますので確認しましょう。

・衿元

衿元はファンデーション汚れが付いている場合が多いです。

汗により滲んだファンデーション汚れが付いてしまうと、年数がたち黄変というヤケになります。

黄変になってしまっていると取るのに金額と期間がかかります。

・柄の汚れ

柄の箔が剥がれてしまったり、柄が黄変してしまい変色してしまっている事もあります。

その場合は工芸修正という加工をして直していきます。

・縫い糸の状態

あとは以前の振袖を着用される時に注意して頂きたいのが、脇などの縫い糸の状態です。

縫い糸も経年劣化する事があり、糸が切れやすい状態になっています。

中にはほつれてしまっている方や、着付けで圧が加わると切れてしまう可能性のある状態の振袖もあります。

その為、事前に確認しておくことが必要です！
 

ママ振りのコーディネートは小物で変わります。

特に振袖は時代により、小物がかなり変化したので出来れば小物や帯を今の時代に合わせて変えてあげるとよりオシャレになります。

☞こちらの豆知識からママ振袖のアレンジについてご覧になれます！
 

小物も以前は重衿・帯揚げ・帯締めは同じ色でコーディネートしていたのが、今では全て違う色で合わせることもあります。

袋帯は以前より長く、柔らかくなり買い直す方もいらっしゃいます。

いかがでしたでしょうか？

20年前の振袖を成人式で着用することはとても素敵だと思います。

特にお母様やおばさまの振袖は思い入れのある唯一無二の振袖です。

きものの良さは譲ってあげれるところです。
 

これから綺麗に着て頂くためにも状態の確認やコーディネートは一度見て頂くと安心ですね。

和福屋ではお一人お一人に合わせたママ振りのご提案も致します。

今回の豆知識を読んで気になった方は気軽にご連絡くださいね。

和福屋ではおきもののサイズ確認や汚れの確認、前撮りから成人式当日のお支度まで全てお手伝いしております。
 

☞和福屋のママ振りパックに関してはこちらから！
 

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