色無地の着物は万能じゃない⁉年齢・シーン別のコーデポイント【静岡】

色無地は、黒以外の一色で染めた着物のことです。

柄がない分とてもスッキリと上品であり、季節によって変える必要がないのが利点です。

生地に地紋(織り)があるなしに関わらず、染めが一色であれば色無地と言います。

背中に家紋が入っている方が格は上がりますが、その分着られる場面が限られます。

そのため地域にも寄りますが、静岡市や浜松市では紋を入れずに仕立てる方が増えてきました。

色無地は柄がないため、全体を染め変えて違う色にして着ることが出来ます。

とはいえ染め変えもタダというわけではないので、

　若く可愛らしい年代なので、ピンク系の色無地を持たされた、という方も少なくないです。

　幼稚園や小学校などで、「母親として」子どもの行事への出席が多い年代です。

　鮮やかな色も試せるのがこの年代の特徴ですが、今後の年齢と共に色の彩度は下げる必要があります。

 
子育てもある程度落ち着き始めて、「妻として」相応しい装いが必要となる年代です。

お呼ばれ等の参列の際には、「出すぎず、なおかつ品よく」を求められるので、

肌を明るく見せる淡いパステルカラーや、品良く見せるグレーブルーが人気です。

　



先を見据えて一から選ぶのであれば、鮮やかすぎるピンクやザ・緑といった色は避けた方が年代を問わず長く着られます。

静岡や浜松では結婚式や入学・卒業式、七五三といったフォーマルな場面出来る方が多いので、

着物に対してキレイ・上品といった印象を求める方が多く、薄い黄緑や水色そして光沢のある生成り色が人気です。

【家紋】　あり・なしどちらも可能。ある方がより格が高くなる為、好ましい。

【 帯 】　袋帯：「お祝いが重なるように」という願いを込めて、二重太鼓を結びます。
金銀糸の入った吉祥文様の柄が望ましい。

【帯締め】　金・銀糸入り：帯留めは使わず、帯締めのみを使います。

【帯揚げ】　色数は少なめ、艶素材：着物から目立ちすぎない色で、綸子(りんず)タイプの物がオススメ。

必ずしも金・銀糸がある必要はない。

【草履・バック】　金・銀糸入り：フォーマル用から選びましょう。草履はなるべく２段以上ある物がベスト。

ランチ・同窓会・お出かけ・普段着　など
かしこまったシーンではなく、日常使いの場面

【 色 】　特に規定なし。年齢に合わせて。

【家紋】　なし

【 帯 】　どんな帯でも可能。袋帯・名古屋帯・半巾帯　など
会場がホテルのような格のある場所なら、袋帯を選ぶのも良いでしょう。

【帯締め】　自分の好みで：帯留めなどの小物を合わせて楽しむことが出来ます。

【帯揚げ】　自分の好みで：自分の好みに合わせて、自由に選べます。

【草履・バック】　自分の好みで：可愛い柄ものや、オシャレなカフェ草履があります。

着物を着るお稽古に通う場合

習う先生によって、大きく異なります。

まずはご自身の先生に伺ってから準備するようにしましょう。

色無地を洋服に例えるなら、ワンピースでしょうか。

ワンピースは普段着としても着られるし、ちょっとお洒落な場所にもコーディネート次第では参加が出来ます。

その感覚で考えると、色無地も場面に合わせて「帯・帯締め・帯揚げ」のコーデをすればどこへでも行ける万能な着物と言えます。

この記事を読んで、少しでも着物を着ることのハードルが下がり、何かの折には着物を着てみようかな？

持っている着物を出してみようかな？と思う方が一人でも増えたのなら嬉しいです！

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和福屋

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