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和み通信web | きものを着る知る遊ぶ『和福屋』と『和ろうど』からのワクワク通信

『和福屋』では定期的にスタッフのきものの知識を深めるため研修取材を行っています。
その取材レポートとコーディネートや、きものにまつまる情報をまとめたオリジナル情報誌『和み通信』の一部をホームページでもご紹介します。

和み通信バックナンバー

和み通信バックナンバー

紬で旅日和大島紬のお出かけコーデ

軽くて丈夫で着心地抜群。大島紬でおしゃれして旅に出かけたくなる秋...。
紅葉がきれいな場所にプチ旅行、カルチャーな時間、レストランで秋三昧...
お気に入りのきもので過ごすひとときは、ちょっと素敵な旅日和。

ホテルランチで口福旅行
光沢のあるベビーピンクの大島紬がエレガント。アラベスク調のモダンで華やかな帯に、秋を意識して黒の小物でシックな大人の女性を演出。憧れのホテルランチで秋の味覚を楽しむ贅沢な口福旅行へ。
ゆったり自分と向き合うカフェタイム
しっとりしたペパーミントグリーン系の大島紬に、水色がポイントになった幾何学調の帯でモダンコーデ。ウィークエンドの昼下がり、お気に入りのカフェで陽だまりの秋時間を楽しみましょうか。
和文化の世界へタイム旅行
シックな紺地にランダムな縞模様が粋な大島紬に、伝統的な華皿模様の博多帯をコーディネート。エンジ色の絞りの帯揚げと紺と茶のツートンの帯締めがアクセント。歌舞伎や芝居で日本の伝統芸能の世界へタイム旅行。
絵画鑑賞、発表会など知的な冒険へ
ポップな色目のストライプの大島紬が大人キュート。インカテイストのエキゾチックな博多帯にローズ色の帯揚げで、きれい色のコーディネートが完成。絵画館、個展などカルチャーな旅に出かけましょうか。
ミュージカルでテンションアップの冒険
カラフルで細いストライプ模様がモダンの大島紬に、セーター柄でお馴染みのアーガイル模様の帯がおしゃれ!キュートな猫柄の帯揚げと猫の帯留めがラブリーです。コンサートやミュージカルなどテンションアップのひとときを。
Only Meのスペシャルタイム
シックな色目の太いストライプの大島紬に、オフホワイトの唐草模様の帯がスタイリッシュ。上品な紅白の帯締めがアクセント。バースデーパーティー、小さな記念日ディナーでスペシャルな時間を...。

京都きもの探訪

7月5日、和福屋の南店長と斉藤チーフは、西陣でも歴史のある京の老舗『河瀬満織物』さんを訪問。 歴史や伝統を大切にしながらも、現代的なエッセンスを融合したダイヤモンド引箔の帯に心奪われました。

京都西陣の『河瀬満織物』さんでダイヤモンド箔の
帯との出合いに身も心もきらめきました

特許技法を持つ「京の老舗」

特許技法を持つ「京の老舗」

ペリーが来航し、坂本龍馬や勝海舟が活躍した江戸時代末期、嘉永5(1852)年に創業した河瀬満織物さん。当時の進取の気風を今に受け継ぐかのように、歴史や伝統を重んじながらも、斬新なものづくりに取り組んでいる会社です。
堅実に稼業の理念を守り、他社の模範となってきた100年以上続く企業であること、「ダイヤモンド引箔」という特許取得の技法があること、西陣織の作品展でも優秀な成績を収めていることが評価され、平成9(1997)年に「京の老舗」に認定されました。
中に入ってまず目に飛び込んできたのが、上品な光沢を放つ色糸の棚。当たり前かもしれませんが、作品を生み出すのに不可欠なこの糸こそ何よりの財産だそうです。

「ダイヤモンド引箔」 上品な光沢を放つ色糸の棚

モダンなデザイン、
慎ましやかな輝きが魅力の引箔

早速「ダイヤモンド引箔」について教えていただきました。
引箔とは、ダイヤモンドや金銀、ラピスラズリなどを粉末状にして和紙に貼ったものを極細に裁断、よこ糸を織り込むという非常に手の込んだもので、一本の帯を仕上げるのに3ヶ月はかかるそうです。
和紙は丈夫であることから日本のお札の原料にもなっている三椏(みつまた)紙を使用。
伝統工芸士が手掛けた作品には証紙もつきます。どれもモダンなデザインでありながら、慎ましやかな輝きが魅力でした。

真ん中が、裁断された和紙の状態
真ん中が、裁断された和紙の状態です。
引箔で表現された幻想的なデザイン
引箔で表現された幻想的なデザイン。
和紙に粉末と色をのせてデザインの基を作成
和紙に粉末と色をのせてデザインの基を作成。
左はターコイズ、右はラピスラズリが使われています。
粉末をのせた和紙を細く裁断したもの
粉末をのせた和紙を細く裁断したもの。これをよこ糸に織り込みます。

最先端の感性を活かした
ものづくり

織り地を贅沢に使ったバッグや草履も人気です。 アルフォンス・ミュシャの作品を表現した帯も手掛けたという河瀬満織物さん
迷路のようなデザインの帯、垂れの部分にだけ柄のある帯など、見せていただく作品にはどれもモダンなセンスが光り、無地感のお召しなどに合わせるとその存在感が際立ちそうです。織り地を贅沢に使ったバッグや草履も人気です。
最近では、アール・ヌーヴォーを代表する巨匠、アルフォンス・ミュシャの作品を表現した帯も手掛けたという河瀬満織物さん。
老舗の伝統と自社のブランドを発展させるために、高い技術と最先端の感性を活かし、常に新しい作品に意欲的に取り組んでいる印象を受けました。
紗の上物・もじり織り
紗の上物・もじり織りは透け感が強く、
帯の美しさを引き立ててくれる組合わせです。
ハヤブサの作品。
内閣総理大臣賞を受賞した、ゴールデンムガ
(黄金色をした野蚕糸)も入っているハヤブサの作品。

染場研修レポート

7月6日、和福屋一行は京都市内にある安藤染工さんを訪れ、型染め友禅の研修を行いました。
こだわりの詰まった仕事ぶりを拝見し、型染めの魅力を今まで以上に深く感じる、貴重な体験となりました。

京都の安藤染工さんで幾重にも美を重ねる
型染め友禅にうっとり…

一枚の振袖に数十枚の型

一枚の振袖に数十枚の型

振袖の柄としても人気の京友禅には、手描きと型添めの二種類の技法があり、それぞれ熟練の職人さんが分業しながら仕上げています。
今回訪れた安藤染工さんは1955年に創業し、本物にこだわり、型染めの伝統技法を活かしながらも、新たな図案や配色にも取り組んでいる会社です。
最初に、振袖の型の置き場を見学しました。
整然と並べられた型は数え切れないほど。柄や色数によって差はありますが、一枚の振袖を作るのに約26枚の型を使うそうです。「どれもかけがえのない『宝物』です」というスタッフさんの言葉が印象的でした。

大切に保管されています
型は振袖の図案によって分けられ、大切に保管されています
染める部分だけが彫り抜かれています
染める部分だけが彫り抜かれています

職人の勘と技が光る現場

続いて染め場へ。まず圧倒されたのが、天井に吊るされたたくさんの長い板。色を染めた反物を乾かすため、限りある空間を有効活用しているそうです。
一日に4色程度しか染められないため、一枚の振袖ができあがるのに一ヶ月かかるとのこと。
また使う染料の配合比率は全てデータ管理されていますが、その日の気温や湿度、反物の長さによっても変化があるため、美しい色を出すには今でも職人さんの勘が頼りだそうです。
そして型をあらかじめ反物に付けられた印に合わせて置き、刷毛を使った高度な手技で一色一色、寸分違わず染めていきます。

これだけ色を重ねても、完成はまだ先。
これだけ色を重ねても、完成はまだ先。
染める色の順番にも注意が必要で、気の遠くなるような作業です。
ビニールシートで仕切られています
隣の反物に染料が飛び散ったりしないよう、各作業台の間はビニールシートで仕切られています
一つひとつにデータ番号が付けられています
似た色の染料でも配合により微妙にニュアンスが異なり、一つひとつにデータ番号が付けられています

着物好きのアナタに読んでほしい

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