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和み通信web | きものを着る知る遊ぶ『和福屋』と『和ろうど』からのワクワク通信

『和福屋』では定期的にスタッフのきものの知識を深めるため研修取材を行っています。
その取材レポートとコーディネートや、きものにまつまる情報をまとめたオリジナル情報誌『和み通信』の一部をホームページでもご紹介します。

和み通信バックナンバー

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京都山地訪問!

まだ寒いとはいえ、早春の日差しが爽やかな2月21日(火)和福屋一行は、京都の話題のメーカーさんを訪問!
①新しい風を感じる MIROKUさん 
②創作大島紬工房の中賀和さん
③美しさ極まる帯の加納幸さん 
④モダンテイストの舎人座さん
4社のモノづくりはそれぞれ素敵な魅力があり、まるで染織の四重奏のように、
心がワクワクと踊るような素敵な出会いがありました。

京都「MIROKU」

統技に独自のセンスをプラス
京都「MIROKU」の極上きもの

京都「MIROKU」のきもの

染や織など様々なきものに現代風のアレンジを加えたきものが魅力の京都「MIROKU」。
独自のセンスと、唯一無二の作風で京都染織界でも注目を浴びる工房の一つです。デザイナーの大沢さんにその作品の数々を見せていただきました。
手をかけ心をかけ生み出すきもの通を虜にする
ハイセンスブランド

見た瞬間、心動かされるデザインとセンスで、きもの通を虜にしてきた京都「MIROKU」のきもの。
すでに、ハイセンスブランド品と言っても過言ではない地位を構築しています。
創業から80年を超え、その歴史の中で全国から集まった各産地職人が手塩にかけ心を込めてつくった極上素材に、さらに手をかけ心をかけて極上きものを生み出してきました。
このデザインとセンスはどこから生まれてくるのでしょうか。

若々しい感覚を重視セレクトショップにあるようなキャッチーな商品づくりへ

「セレクトショップのイメージからMIROKUオリジナルのきものをつくり始めた」という大沢さん。
そのコンセプト通り、工房には見ていてワクワクするような作品ばかり。
もともと生地に定評のあった京都「MIROKU」では、「何でも屋からキャッチーなきものをつくる工房になる」という思いで商品を再構築。
花鳥風月のどっしりとした作品というよりは、ライトな若々しい感覚で生きる現代人にピタッとくる心地よい好感度のきものが生み出されています。

全国にファンの多い京都「MIROKU」の魅力を伺いました
プラチナをさりげなく施したプラチナ友禅

格はそのままにモダンデザインで新しい世界へ導くきものたち

黒留袖もプラチナと純金で今風に

特に力を入れているのは金彩友禅。
成人式を終えたお嬢様とお母様で兼用できるような、今の時代にマッチしたモダンなきものを見せていただきました。
また、防染糸を使ったきものやプラチナと純金を施した黒留袖は成人アフターの若いお母様方にもお勧めだそう。
式事に合わせる訪問着や帯なども古典柄そのままでなくペイズリー柄や音符柄などでアレンジしています。古典とモダンという正反対のデザインが共存する、変幻自在のきものの世界を発見する一日となりました。

創作大島紬工房「中賀和」

ハレの日も、
オシャレにもOKな大島紬は
アーティスティックな美が満載!

創作大島紬工房「中賀和」

大島紬に新しい世界を広げ、おしゃれな創作きものを生み出している「中賀和」。
カジュアルに着られる大島紬というイメージを覆し、ハレの場にもふさわしい大島紬の作品の数々には圧巻。伝統の大島紬をベースに誕生した、「中賀和」の創作きものの魅力にせまりました。 大島紬の伝統はそのままにさらなる可能性を追求
芸術品とも言える創作大島の世界
泥染めの黒地を基調とした色合いで、おしゃれ着としてのイメージが強い大島紬。
美しい日本の心を織る大島紬の伝統精神はそのままに、さらなる可能性を見出したのが人気作家の中賀和健秀さんです。

まるで絵画のような作品
様々な技法があることを教えていただきました

伝統の絣技術を活かしながら、絞り・抜染・手描き友禅・金彩など多彩な技法との今までにないコラボレーションで、大島紬に「創作大島」と言う新しいジャンルを築きあげました。
大島紬らしいシックで素朴なものから、高度な技法を用いたモダンな訪問着、大島紬の概念を覆す色鮮やかでダイナミックな作品まで、芸術品とも言える作品の数々にため息がこぼれました。

生涯をかけ最高の紬を生み出す大島紬の大家「都喜ヱ門」の精神を今に受け継ぐ…

見る人に感動を呼ぶ作品の数々を生み出す中賀和さん、
かつて大島紬の最高峰「都喜ヱ門(ときえもん)」ブランドに携わっていたそうです。
「都喜ヱ門」は「紬一つをわが命とぞする」を人生哲学として、大島紬の伝統技法をベースにしながら新しい技法・図柄の研究を重ね、多種多様な大島紬の開発に成功し秀作を世に送った大家。
生涯をかけ最高の紬を求め生み出し続ける精神は、中賀和さんの作品の数々からも感じられずにはいられません。

「都喜ヱ門」の90歳を祝う「卒寿」の帯
身体に当てながら柄の美しさを再確認

もっと多くの人に愛されるように…無限の可能性を秘めた創作大島のこれから

「織重ね」の作品。
ルイヴィトンのようなモノグラム調の紋様の中に、別の模様が織り込まれています

「人は初めて見るモノに感動する。だから、これまでにないモノをつくるんです」とおっしゃる中賀和さん。
大島紬の生地を切ってパッチワークのようにはめ込んでいく「切嵌技法」を用いた訪問着は、ビンテージとモダンの融合とも言える心ときめくきものとして魅力にあふれます。
また、織上がった大島紬の生地の上にさらに織を重ねる「織重ね」は創作美が楽しめるだけでなく、非常に高度な技法も駆使されています。
着心地が良くきもの通に愛される大島紬ですが「もっと多くの人に愛されるよう、モダンでおしゃれに着られるきものづくり」を心掛けているという中賀和さん、無限の可能性を秘めた「創作大島」はこれからも目が離せません。

「加納幸」の帯

伝統技術と最高の手機が生み出す
美しさ極まる最高峰の帯

西陣「加納幸」の帯

「全ては女性の美のために」と願い、純西陣のフルラインナップメーカーとして帯、きもの、小物まで制作する「加納幸」。
世界屈指の織物技術を持つと言われる西陣の中でも、傑出した手技を誇り、時を超えて愛される帯の製作現場を拝見しました。 洗練された美しさで愛され続ける加納幸の帯 しなやかな帯づくりには、高度な技術を持つ職人さん、良質の糸、織物に適した機、この全てが揃わなくてはなりません。
創業明治22年、その歴史と共に洗練された美しさで定評のある加納幸さんの帯は、誰もが納得の伝統工芸品とも言える作品です。
その技法、美しさ、質感にふれ、帯一本ができあがるまでに込められた思いを感じてきました。

加納幸ブランドを確立し、多彩なシーンで寄り添える帯を目指して

帯づくりには主に①図案づくり、②材料・風合いを決める、③色合いを決める、④織るの4つの工程があります。
中でも加納幸さんのこだわりは図案づくり。
ほとんどの工房が図案を買い付けている中で、加納幸さんでは社内の図案家さんたちが手描きで図案をおこしています。
顔料を使い、フリーハンド一筆ずつ凹凸も表現することで加納幸さんならではの図案ができあがります。色合いはシャンパンゴールドとチョコレート色が「加納幸帯」の看板カラー。
何年経っても飽きのこないデザインと色、多彩なシーンできものに寄り添える帯を目指し、「全ては女性の美のために」制作されているのです。

美しい帯の世界にい引き込まれます。帯づくりの工程を教えていただきます

手機のこだわりと熟練の手技が美しくしなやかな帯をつくり出す

帯の善し悪しがここで決まると言ってた過言ではないほど重要なのが織。
ふんわりとした優しさを感じる手触りの「加納幸帯」の秘密は、手機にあります。
帯を織るときには、湿気が必要となるため手機のおかれた地面は1メートルくらい掘ってあり湿度が保たれるようになっています。
また、高さも必要で、天井部分は吹き抜けです。
こうした手機のこだわりに加え、織機の下に鏡を置いて図案を確認しながら織る技法や、「引き枠」という和紙に金箔を置いて織り込む作業など、熟練の織師ならではの手技に、加納幸帯の強いこだわりと美への追及を強く感じてきました。

熟練の技が光る織る作業
糸の整形や機織りも見学

織工房舎人座

着たい!きものNo.1の
舎人座のきもので
コーディネートをもっと楽しく!

織工房舎人座

独特の光沢とシボと呼ばれる風合い、シンプルモダンなデザイン、お茶席のフォーマルとして、しゃれたスーツ感覚で楽しめるお召を中心にファッションとして楽しめるきもの&帯を制作する舎人座は雑誌「着たい!きものNo.1」に選ばれました。 着たい!きものNo.1の舎人座の
きものはコーディネートが楽しい
お召というと徳川将軍様が着た由緒あるきもので渋めの色のイメージがしますが、堀幸さんが制作されている舎人座のお召を見て、そのオシャレさに一同目が釘付けになりました。雑誌のアンケートで「着たい!きものNo.1」に選ばれたのも納得です。


また、生地の表面にシボがあるお召は、撚りが強く、生地がしっかりとしているのが特徴。軽くて裾さばきが良く、シワにもなりにくいので、着心地の良い機能的なきものとして人気です。
またシンプルなカラートーンやさりげなくモダンなデザインだからこそ、コーディネートによって様々な表情を見せてくれるにも舎人座のきものの魅力。洗練された舎人座のきものに自分らしい帯や小物で春のコーディネートを楽しむのもいいですね。


着物好きのアナタに読んでほしい

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